2015年4月30日木曜日

【キッズ食育6】収益化できるお教室運営とは?


こんにちは。


青空キッチン&日本キッズ食育協会代表の
榊原理加です。


お問い合わせや、共感メール、
応援メールもたくさんいただきほんとうにありがとうございます。


まだ「マスターキッズ食育トレーナー」や、
地域リーダー」については、
詳細について決まっていないことが多く、
大変申し訳ないですが、
むしろ、一緒に作り上げて行きたい、という方に、
参戦していただけたらな、と思っています!

決まってから納得して、参戦したい、
と言う方ももちろん大歓迎ですので、
1期、2期で参戦いただけたらと思います。



「子供のころからの食育の大切さ」を全国に普及させたい、
「食は子どもの未来を輝かせる」


私たちは、その理念のもと、
コツコツと活動して行く決意をしていますし、

一過性のものではなく、
一般常識になるまで、頑張るつもりです。

ぜひ、その全貌を体験して下さいね。




今日は、「キッズ食育」最後のコンテンツになります。

「収益化できるお教室運営」についてです。


=============


料理教室を開催したり、
レシピを提供したり、講演をしたり、
独立しての料理の仕事(フリーランス)は、

会社員のような「安定」はあまり見込めないと思われがちですが、
やり方次第であることがほとんどです。


まずは、
収益の柱になるモノ(商品)をつくる必要があります。


次に、
そこにかける労力が、最小限でも運営できるように
ビジネスモデル(収益の仕組み)を考えます。

当然、最初から片手間では出来ませんが、
一度しっかり作り上げたら、あとは開催するだけ、
もしくは、自分以外の人でも運営できるようにしておきます。


最後に、
そのお客さまのメリットや付加価値を加えます
(後付けでもOKです)



ここでは教室のお話をして行きますので、
収益になりやすい方法として、3つご紹介します。

(これは、教室運営に限らず、
販売も、レシピ提供も、セミナーや講座の開催も実は全く同じことです)




まずは、単発レッスン以外に、
回数制、コース制、月謝制のレッスンを用意します。



1。回数制にする

(事業主メリット)
・回数券を購入して下さった方は、その後その回数は来て下さることになるので、毎回の集客にかける労力が減ります。

(お客さまメリット)
・お客さまも、通常価格より、割安のお値段になる場合が多く、
講師にも慣れるし、
回数をこなすことになるので、
上達します。



2。コース制にする

(事業主メリット)
・一度メニューを考えてしまえば、あとは繰り返し使用できるので、
自分の労力が減ります。

(お客さまメリット)
・お客さまは、「コースを終了する」、という目標ができ、
終了時にどうなっているのか
(自分の悩みや願望が解決できるのか)
が、だいたいの目安でわかります。

メニューの選択肢ができない分、自分の好みだけでなく、
食わず嫌い的だったものができるようになり、
新しい発見があります



3。月謝制

(事業主メリット)
・一度始めてくれると、継続して一定のペースでお客さまが来てくれるので、
準備もしやすいし、収益の予測が立てやすくなります。

(お客さまメリット)
・お客さまは上2つのパターンよりも、より、回数多く足を運ぶことになるので、家で復習・練習の時間が取れなくても上達する可能性が高いです。


======



こうやって、講座を用意することで、
ご自身の運営がぐっとわかりやすくなり、
さらに、一定のお客さまが来てくれると、安定収入とつながります。


お客さまにとっても、「出来るようになった」
「仲間が出来た」「新しいチャレンジをしたい」など、得られる技術のほかに、
充実感や、夢が大きくなります。


単発レッスンは、
本来は、上記3つに継続して参加してもらうための、体験レッスンやイベントと捉えることができると、教室運営がわかりやすく、かつ、お客さまの満足度もあがります。



ところが・・・。

単発レッスンのほうが、
お客さまにとって通いやすいと思っている方が多いのですが…。

たしかに、1日予定が合えばいいだけなので、
お互いが楽かもしれません。


でも、それがお客さまのための「サービス」ではない場合もあると私は思っています。


1回完結の「エンターテイメント」、や「きっかけづくり」
という位置付けで開催しているのであれば、それはそれとしてOKです。

その日、お客さまに残るものは、
その場の美味しいや、楽しい、思い出ですね。

もしかしたら、その後の人生観を変えてしまうぐらいの
「きっかけ」になったかもしれません。


でも、もし、「上達した」「人生観が変わった」
ぐらいのきっかけにしてもらいたい、
と思っているのであれば、

やっぱりそこは後続のサービスまでカバーすべきところだと思います。

お客さまも、好きな先生、相性の良い先生に習いたいと思っていますしね!


実際、単発レッスンに来てくれて、とても興味を持ってくれたとしても、
コースレッスンなどを用意していなかったら、
その方は、また単発に来るか、(上達のチャンスを逃させてしまいます)


もしくは、別のお教室(のコースレッスン)に変更してしまうことになります。


それは、お互いの機会損失ですよね。。


だから、コースレッスンや回数制は、
用意しておくのがベスト!


あとは、お客さまが選択します。

単発がいいと思えば単発に、
でも、目的が変わればコースへ。


たくさんの方が最上級のコースに参加してもらえなくても、
万が一、ご希望された方に、まずはご案内すればOKです!

慣れてきたら、長期で通ってもらえるメリットをお伝えできるようにしてみて下さい。



何か購入する時に、
100均で済ませようとするときと、
しっかり保証がついた、高価なものを決断して購入するときありますよね。


なので、お客さまが決断したときに、
頼ってもらえるよう、念のため最上級の
(お客さまがしっかり目的を達成できる)
コースを用意しておくことをおススメします。



以上が、「収益にできるポイントです」

まとめ。
==========
1。柱になる商品を作る

2。そこから労力を減らすことを考える

3。お客さまにとって「習得する」以外の魅力的な付加価値を設ける
==========

ざっくり言うと、
こういう流れになります。


青空キッチンは、「子ども」、「継続力」「感覚的に覚える」
「習い事」というキーワードのため、
「月謝制」を採用しています。

確かに、「単発だったら来られるのに・・・」
というお声もありますが、

それは、いろんなところで開催されている
「料理イベント」や、
私たちも行っていますが、
「イベント出展」や「保育園・幼稚園出張」に任せています。


そこから興味を持ってくれた方に
本質の部分を提供することに力を入れています。


料理ができるという部分だけでなく、


「字がかけるようになった」

「好き嫌いが減った」
「家でも戦力として手伝ってくれる」
「お友達との関わりが楽しそう」


など、付加価値の部分により、
徐々に口コミで生徒さんが増えてきて、
口コミで、取材依頼や、出張依頼が増えています!




お教室を始めて、集客しようとするときに、
まず最初に取りかかるのは、

・内容を考えてカリキュラムを作る
(レシピ制作、食育ドリル)
・集客する
・ブログを書く、
・チラシづくり、
・体験レッスンを開催する、
・イベントに出店する、


などなどかな、と思います。


収益化するためには、
その後、まだまだ色々ありますよね。


今回、「キッズ食育トレーナー」を取得後に運営できる「
青空キッチン」のカリキュラムでは、
この「柱を作る」と、「労力を減らす」、
「付加価値をつける」という部分がそろっています。


もちろん、その後の運営やお客さまへの対応も、
みなさまも頑張っていただく部分ですし、
その方法は、収益アップの「アドバンス講座」がカバーします。


一つ柱を持つことができれば、
次のやりたいことを進めることができます。



この講座を作ろう、と思ったきっかけに戻りますが、

・キッズ食育に取り組もうと思う人を根本的に増やし、
子どもたちの食生活を見直すきっかけにして欲しい

・「青空キッチン」のカリキュラムを使用してもらうことで、
ちゃんと収益のある「仕事」として、女性の働ける環境を増やしたい


「子どもと食育」、という仕事の性質上、
どうしても、ボランティア要素が強くなってしまいそうだと予測できます。


ある大学教授が、

「保育士や幼稚園教諭のお仕事は、
子どもの人格形成に一番密接している仕事上、
もっとも対価をもらってもいい仕事だ。」

と言っているのを聞いたことがあります


私も自分に子どもがいて、
保育園の先生たちにとっても助けられていて、

同時に、先生たちの言葉や態度ひとつに、
とても影響されていることもわかります。


それなのにも関わらず、
先生たちの働く労働環境は、結構厳しいものだとよく耳にします。


子どものための仕事をしたくても、
諦めてしまった方もいると思います。


保育士、幼稚園教諭だけでなく、
栄養士さん、
子育て経験のある方、

子どもたちに一番影響する立場のお仕事は、
もっともっと感謝されていいし、
もっと優遇されてもいいんじゃないでしょうか。


だから、子どもたちのために、何かしたいと、
キッズ食育トレーナーを取得して、
青空キッチンのカリキュラムを使用して下さるパートナーメンバーさんには、
やりがいをもった仕事を諦めないで欲しいなと思っています。


そのためにも、
カリキュラムと、収益モデルは、しっかりバックアップしたいと思っています!



すでにご自身の柱がある方は、
次の柱にしてもらえるように、


まだ、ご自身の柱がない方は、
最初の柱を持ってもらい、
次のステップへ。


私たちと一緒に「子どものうちに感覚的に身につけておきたい知識」=「キッズ食育」の普及活動に、ぜひぜひご協力ください^^




榊原理加

==============




今回で、「キッズ食育」の内容についての配信は、終了になります。

まだまだお話させていただきたいことはたくさんあります。

マスターキッズ食育トレーナーについてなど、
今後の活動についてなど、
不定期になりますが配信させていただきたいと思います。


今回の内容に賛同していただけた方、
ぜひぜひ1期に参戦してくださいね!







キッズ食育トレーナー詳細について、
これまでに配信した講座の内容の一部を、
まだご覧になっていない方は、こちらからご確認ください。




・青空キッチンについて


・キッズ食育トレーナーについて


第1話「キッズ食育トレーナー」6つの活かし方

第2話
チーフトレーナー自己紹介

第3話
子どものやる気アップの魔法

第4話
好き嫌いの仕組み

第5話
いい味覚は子どもの人生を豊かにする?!

第6話
料理は子どもの数的理解に最適なツール




Q&A *4月24日更新!!!




青空キッチンブログ





子どものための食育スクール
青空キッチン
つくばエクスプレス線 柏の葉キャンパス駅徒歩5分
柏市若柴294−5 アークス柏の葉101
04−7132−6668


2015年4月25日土曜日

キッズ食育トレーナー初級・中級クレジット3回払い

初級・中級 同時申し込みクレジット3回払い

62400円 各月20800円

こちらの購入ボタンをおすと、
ペイパル(クレジット決済ページ)に移動します。
決済ページは、「デリシャス・ビズ(青空キッチン運営会社)」のページになります。

購入ボタンをクリックしてください




注:その後、¥20,800 JPY(毎月)

と表示されておりますが
3回払いで設定されておりますのでご安心ください。

2015年4月24日金曜日

初級・中級・アドバンス0期特典17400円クレジット3回払い

初級・中級・アドバンス受講
0期特典174000円クレジット3回払い

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ペイパル(クレジット決済ページ)に移動します。
決済ページは、「デリシャス・ビズ(青空キッチン運営会社)」のページになります。

購入ボタンをクリックしてください



注:58000円(毎月)
と表示されていますが、
3回目でお支払いがが終わるよう
設定されてますのでご安心ください。

キッズ食育トレーナー46800円クレジット3 回払い

キッズ食育トレーナー46800円 各月15600円3回払い

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決済ページは、「デリシャス・ビズ(青空キッチン運営会社)」のページになります。

購入ボタンをクリックしてください


注:その後15600円(毎月)
と表示されていますが、
3回目でお支払いがが終わるよう


設定されてますのでご安心ください。

キッズ食育トレーナー中級クレジット3回払い


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キッズ食育トレーナー初級クレジット3回払い




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購入ボタンをクリックしてください

料理は子どもの数的理解に最適なツール

こんにちは




青空キッチン&キッズ食育協会代表の榊原です。

これまで、カリキュラムの一部を体験していただけるように、
5通のメールを送らせていただきました。

たくさんの感想もいただいています、
ありがとうございます


==========

教室をやり始めましたが、
レシピ作成も大変だし、
一人でやるのは大変だなと感じています。

内容も、『ここまでできるようになる!』みたいなのがなく、
ただ料理を楽しく作って終わり…という内容なので、
青空キッチンのバックアップが私には必要です。
前向きに検討してます!

(Nさん)



ぜひ参加させていただきたいと思います
お申し込みはどのようにすればいいですか?

(Hさん)
===========


勘や経験だけでなく、
体系だてて理由づけが出来るところがいい!

と、大変好評をいただいています。


私たちもそれが狙いなので、
そう言っていただけて嬉しいです。

みなさまが今後携わってもらうにあたり、
レシピやカリキュラム開発の裏付けや、
お客さまリサーチなど、
なかなか手が届きにくいところを
サポートして行けたらと思っています。

そして、子どもの食生活を出来るところから見直し、
一般教養にする!ぐらいの気持で一緒に活動してもらえたら、
と思っています。


ところで、
この内容ですが、
誰が作っているの?!
というお問い合わせも複数いただいています。


もちろん、
私たちです!^^


母親目線でのアイデア出しは、主に私や、
本部に通ってくれている子どもたちの保護者さま、

保育者目線では二人のトレーナーの先生たち、

裏付けを栄養士・管理栄養士の先生、
大学教授の先生、その他論文など。

ラフ案をチーフトレーナーのあゆみ先生が書き、
最後は、
私が構成&加筆修正をし、カリキュラム化する

という感じになっています。


もともと、私の得意とするところは、
知識を体系化する、それを講座という形にする、
みなさまのニーズを形にする
という部分、なのです。


(また、それについては、別に機会でお話できればと思います。)


なんとなくいい、とか、
経験や勘というところに頼るだけでなく、
より明確に第3者に伝えられるよう、
何度も推敲を重ねて、
組み立てをしています。






講座内容のメールも、ラスト2回になります。


今回は、「料理は子どもの数的理解に最適なツール」
というわけで、
「学び」の部分になります。




============


子どものための食育スクール
青空キッチン
チーフトレーナーの爲我井あゆみです。

今日は子どもの数的理解についてです。


「…数的理解」とは堅い言葉ですが、
著名な先生方が論文で示されているので
掘り下げていくととっても面白い分野です^^


私たちは当たり前のように数を理解し
無意識のうちに数を使い生活していますが
幼児期に理解を深めていく学習事項の一つでもあります。


最初は呪文のように

「いちにーさんしーごーろく…」

と覚えます。
これが2歳ぐらいになります。

その後、1、と、2は、別物で、
個数を表す言葉(数字)として認識されます。

3歳ごろまでには、これが、
20までの数を数えるための
ツールだと認識できるようになり、
意味も理解しています。

4歳頃までには、20以上、
8歳ごろでは、100以上の数を理解でき、
正確に言えるようになります。


「青空キッチン」のカリキュラムには、調理だけでなく、
ワークタイムがあります。

例)
幼児:調理時間20分、
   ワークタイム10分、
   試食10分~
(計約40分)


ワークの中に含まれる「食育ドリル」には、
数的理解を深めるためのコンテンツが含まれています。


「同じ仲間(数)を集めよう!」というワークや、
「順番をつける」
「○個色塗りする」

など。


日付(数字)を書く欄もワークに導入していますが

1~9日は言葉で説明して書くことができても、

「にじゅうごにちだよ。」

と言葉で言うと

2 10 5 にち

と書いている子もいました。


日々のワークで感覚的に学べるように
数字との触れ合いをとりいれています。


材料費は別途もらっている理由も、
ひとつは、
子どもたちが、お金を払うという経験するためと、
数的理解を深めるためのチャンス!としています。

時々ある「おつり」は格好のチーャンス!

「何円ですか?」

「おつりがありますが
何円のおつりになりますか?」

と聞いて、
より数字の理解が深まるよう促しています。

考えて答えられる子、
一度トレーナーが言ったことを
呪文のように暗記してくれている子、
いろんな子がいます…^^笑


ワークだけでなく
調理中も、数字を覚える機会がたくさんあります。


「4等分に切るにはどうしますか?」
「何回包丁で切りますか?」

と何回か繰り返して聞きます。


「一つ一つが同じ大きさの方がいいです。

まず半分に切ります。

半分に切ったのをもう一回半分に切ります。

今何個になりましたか?」





というように順序だててきることで
楽しく料理をしているうちに
数的理解を深めてもらえたらと思います。


何度も繰り返すことも大切にしています。

この繰り返し作業と理解が、のちの
算数・数学の理解につながるそうです。


一個だけの材料もありますが、
2度チャレンジできる材料の時もありますので
1個目はトレーナーの介助ありでも
2個目は自分でやって発見できる、
など。


小学生になると、
「小さじ4分の1」など、
分数に触れていきます。

最初は、読み方がわからなくても、
ほとんど毎回でてくるので、
算数の先取りができちゃいます!


お料理って素晴らしい数的理解のツールですね^^





爲我井あゆみ



===========



そういえば、
栄養士や、管理栄養士の勉強は、
理系ですよね。


うちの三男(2歳)は、
たしかに、数字らしき言葉が出てくる時があります。

今日も、夕ご飯を食べながら、
お味噌汁に入っていたお芋を数えていました。

「いーち、ろーく、なーな^^」

まだ呪文の段階です笑




ちなみに、材料費を別途でもらっている理由は、
3つあります。


ひとつは、
子どもたちにお金のやりとりを知るきっかけづくりのため。
(お金についての知識)

二つ目は、
お金をやり取りすることで、
お料理を習うことができていることを認識してもらうため。
(感謝の気持)


三つ目は、
次回最終回にご紹介する、収益になるビジネスモデルにするため!

です。



次回最終回は、
収益のあるお教室の作り方について、
お話します。


まだまだ試行錯誤することもありますが、
それも含めて一緒に頑張ってくれる方は、
ぜひ「キッズ食育トレーナー1期」に参戦して下さいね!



榊原理加








・青空キッチンについて
http://aozorak.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html


・キッズ食育トレーナーについて
http://aozorak.blogspot.jp/2015/03/blog-post_16.html


第1話「キッズ食育トレーナー」6つの活かし方
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post_11.html

第2話
チーフトレーナー自己紹介
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html

第3話
子どものやる気アップの魔法
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post_17.html

第4話
好き嫌いの仕組み
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post_18.html

第5話
いい味覚は子どもの人生を豊かにする?!
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post_40.html




青空キッチンブログ
http://ameblo.jp/shokukids





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2015年4月23日木曜日

【キッズ食育5】いい味覚は人生を豊かにする!


今日は、第5回目のメールになります。

お子さんの「良い味覚」が確立するお手伝いをするための取り組み、
「テイスティング(味見)」についてのお話です。



先日、年間メニューと、それに伴う学習内容の組み立てをお願いしている管理栄養士の渥美真由美先生と、打ち合わせをしていた時のことです。


紅茶を入れるレッスンを取り入れるかどうかのディスカッションで、
カフェインについ、お話していたときのことです。




「大人になると、コーヒーや、ミョウガなど、
苦みのあるものや、クセのある味の食材も、
食べられるようになったり、好んで食べるようになるのは、

あれって、大人になるに連れて、舌の感覚が鈍感になるからなんですよね。」



なんですってーーー!


大人になって、苦いものやクセのあるものが食べられるようになって
「大人になったな〜^^」
なんて実感していたのは、
単なる、「鈍感になっただけ」とは!


これも、幼児期には濃い味付けを避け、
薄味にするのがよい、と言われているのと関係するみたいです。


食育スクールのレッスンでも、
「味見」を大切にしています。



調味料ひとつひとつも味見しています。

味を感じる五感を育てるためのトレーニングです。


また、
表現の仕方も、感想も、様々で
子どもたちの反応はとても興味深いものがあります。






========

チーフトレーナーの爲我井あゆみです^^


今日はテイスティング(味見)について
お話しさせていただきます。



味覚には、「あまい(甘味)」「すっぱい(酸味)」「にがい(苦味)」「塩辛い(塩味)」
の4つに「うまみ」を加えて、5つの味があると言われています。

ですが、食べ物のおいしさを評価する機能は
生まれつき持っているものではなく固定されているものでもありません。


豊かな味覚を形成するのには“経験”が必要です。
特に3歳頃までにどれだけ多くの味を経験するかが
重要だと言われいます。
子どもの味覚は“育てる”のです。


小さな頃から濃い味を覚えてしまうと、
奥深い味覚の発達を邪魔してしまいます。


市販の子ども用ジュースやお菓子の味も保育者が美味しいと感じたら
味が濃い可能性があります。


最近の研究では、小さいころからいろいろな食べ物の経験(食経験)が
豊富な子どもほど、いろいろな食べ物をよく食べることがわかっています。

更に、胎児のころからの食経験が関係していることが、
研究からも明らかになりました。
胎盤を通じて胎児は食べ物の味覚を感じているのです。


冒頭のお話にも出てきたように、
子どもの味覚は大人の約2倍敏感なので、

刺激の少ない甘い味を好んで食べ、
苦い、すっぱいが苦手である傾向があります。


子どものころは、舌の感覚器官である味蕾(みらい)という細胞の数が多く、
舌全体にあります。

大人になると表面(上のあたり)にしかないので、
子どものほうが敏感なのです。


味蕾(みらい)は、生後から徐々に増えていって、
20歳頃にピークを迎え約9,000個になるそうです。

そこから徐々に減ってきて、80歳頃には約4,000個になってしまうとのこと。


また乳児に濃い甘味、塩味、旨味に慣れさせてしまうと、正常な味覚の育成と、健全な脳の発達を損ねる可能性もあるそうです。



ここまで少しかたい話になりましたが、
要するに子どもの味覚は大人次第ということですね^^


私たちが運営している「青空キッチン」のレッスンでは、
テイスティング(味見)も大切にしています^^


「よく、これ食べていい?」

と聞かれます^^


素材そのものの味を知ってほしいので、ひとつ返事でOKです!



ぱくっ!

また生で食べるものと
加熱してから食べるものでは味に変化があります。


子どもたちは、
「甘くなった〜」「柔らかくなった〜」


など、味覚だけでなく食感も楽しんでいます。



通い始めの生徒さんが
砂糖をなめて

「甘い〜♡」

といい、
塩をなめて、

「すっぱい〜><」

と言っていました。


砂糖と塩の味の違いがわかっていても、
表現の仕方を知らないのです。


なので大切なことの言葉の違いは訂正(硬く聞こえますがとびきりの笑顔で )
するようにしています。


「お塩はね、しょっぱいっていうんだよ〜^^」
という感じです^^


子どもたちの反応は、
特に驚きもなく、聞いてるか聞いてないかわからない程度で、
理解したのかな〜。。。

と心配になることもありましたが、
そんなときは、いつもお母様方の報告に助けられています!


<5歳の男の子>:

「お家で塩をなめて

『これ、すっぱいよ〜!あ!間違えた!しょっぱいだった!』

といっていましたよ〜」

と。


嬉しいです〜!!!!


スクールの生徒さんは、お砂糖もテイスティングしたがりますが
【鰹節】のテイスティングが大好きです!笑


出汁をとるために用意しておいた鰹節。
私が見ていない間に半分近く無くなっていたことがありました。

「こらーーーーーー!おいしい出汁がとれないよ〜!」と、

わざとその分量で出汁をとってテイスティングしてもらいました。


すると、いつもより薄い…と、
わかったみたいですよ!


ふふふ!そうでしょ?
味見ってほんの少しするのよ!でないと完成したときに
ショックだよね。。。!

と伝えました。


それ以来、「これ味見していい?」とちゃんと聞いてくれるようになりました^^


子どもの味覚は真っ白いキャンパスだとは、よく聞く言葉です。


旬の食材だったり
たくさんの味の経験をして

また、それをみんなで共有して
健やかな成長のプラスになればな、と思います。




あゆみ先生より
===========





食に興味をもってもらうため、
五感を育てるため、
「テイスティング」のほか、
「スメリング」(匂う)
「タッチング」(触る)
「ウォッチング」(観察する)
「エクスペアリング」(体験する)

を効果的に取り入れて、
カリキュラムを組み立てています。


味覚以外の感性も抜群になること間違いなしです!


子どもたちが大きくなってから、
感性豊かで、人生経験豊富な人生を送れるよう、
お手伝いできるのも、
キッズ食育トレーナーの醍醐味ですね!!!








・青空キッチンについて
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・キッズ食育トレーナーについて
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第1話「キッズ食育トレーナー」6つの活かし方
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第2話
チーフトレーナー自己紹介
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html

第3話
子どものやる気アップの魔法
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第4話
好き嫌いの仕組み
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