2015年4月18日土曜日

第4話 子どもの好き嫌いの仕組みについて

こんにちわ、オーナーの榊原です。


ありがたいことに、
0期後も、
お問い合わせを多くいただいています。


秋頃から、1期生の募集が始まりますから、
それまでに、私たちの動きなどをぜひチェックしてみてください。

先を見る目があるのは、
どなたでしょうか!


私たちは、「やる!」と決めています。

全国に「キッズ食育」が一般教養になるぐらいまでがんばるつもりです!





それでは、「キッズ食育」のポイント第2回目になります。

「好き嫌いの仕組み」についてです。





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チーフトレーナーの爲我井あゆみです。


保育の現場でも、
よく好き嫌いが多くて困るというお話を伺います。

みなさまも自分のお子さんや保育現場、教室などで
困ったことはありませんか?

実は青空キッチンにもそういったお悩み
よくきます。


「好き嫌い(食べ物の好み)」というのは発達現象であり
個人差があります。


味覚が確立するまでは(乳児期)は、食べられたものが、

1歳を過ぎるごろから好き嫌いが出てきて、
反対に、成長する(味覚が確立する)につれて、

今までは食べていたものが、
食べられなくなることもあります。


これは、発達における普通のことです。


好き嫌いは、
食べ物の五感(味覚・嗅覚・触覚・聴覚・視覚)の記憶によって
生じます。


まず味覚を感じる時は、
口に入ったものは
化学成分が唾液に溶けて、味蕾(みらい)の中にある、味細胞に触れると、
電気信号に変換されて、味神経を経て脳に伝達され、

そして大脳皮質の味覚野に伝えられて…

と、いう仕組みだそうです。


化学的に説明すると、上記のようなことですが、
実際の子どもたちの好き嫌いは経験によって変わってくるという
ちょっと興味がわいてくる話も、
実はあります。


乳幼児期は味覚情報の蓄積が少ないから
「不快」→「まずい」と評価してしまい
嫌いなものが多くなる傾向があるそうです。

味覚を識別する仕組みは誰にでも備わっていますが
味覚評価の元になる味や食事の経験の蓄積は人によって異なります。

それが好き嫌いに個人差がある理由です。


味の記憶は脳の中で様々な情報とリンクしており
それが嫌な経験(無理矢理口におしこまれてしまうなど)
として脳に刻まれ、
嫌いなものになってしまいます。


食事の時に保護者や保育者が怒ったり
「味が悪い」、「変な色」など、
マイナスの言葉を不用意に発すると
その情報が邪魔をして、
美味しくなくなってしまいます。


反対に、自分で収穫したり、選んだり、味見をしたものは
その行為がプラス情報となっておいしくかんじられます。


食事の際の言葉かけも重要です。

「おいしそう!」

と、誰かが一言うだけで
食べ物はとてもおいしくか感じられるようになります。


このように、食物の評価基準は生まれつき備わっているわけではなく、
固定されているものでもありません。

小児の嗜好は毎日の食事を通した働きかけによって
正しく発達させていくことが可能です。


そのために重要なことは
離乳期からの豊かな食事体験の積み重ねです。

離乳期・幼児期を通して、
多くの食物や調理法を経験させることで
すべての食べ物を「おいしい」と評価できるようになっていけるはずです。


その際には、なるべく薄味に調理し
素材そのものの味情報を脳に蓄積させることが大切だと思っています。



青空キッチンにもよせられる
好き嫌いのお悩みも、実はレッスンだと食べてくれるので
子ども本人と、大人の思い込みなだけであることがよくあります。


保護者様が

「うちの子これが嫌いなんです」

と、レッスン前にお伝えしてくれることで、
その情報伝達が子どもたちに、

「嫌いなものを今から作るんだ」

とマイナスの情報として伝わってしまっているのかなと、感じることがあります。


実際に本当に嫌いで一口も食べなかったという生徒さんは0です!


あるレッスンで、
「あさり、嫌いだからいらないー」といっていた小学生の男の子がいました。

「おいしいから一個だけはたべてくださーい」

と(強制しちゃいましたね笑)いうと

しぶしぶ一口食べて・・・。





あとは、「お代わり!」のオンパレード!!



自分で作って、食わず嫌いだったと、
気付いた時のはにかむ顔ったらもう…


保育園では食べるのに、なんで家ではたべないのかな、
私が悪いのかな、というお母さんも、

食べなさいと叱るのではなく
楽しいイベントと結びつけて子どもの嫌いを
とりのぞけるよう
一緒にがんばることが可能です。


「楽しいイベント」とは、
見た目をかわいくしたり、
手伝わせ、自分が作ったと言う実感を持つ、
行事食を作ったり、などが上げられます。


それは、わかっているけれど・・・
時間がないし、そこまで手をかけられない・・・

そんなお母様方の救世主として、
青空キッチンがありますよ!!


レッスンでは、ほかの子が食べているところを見たり、聞いたり、感じたりすることができるので、
好き嫌いをなくすのは、
比較的簡単です!


私も子どもたちの
好き嫌いを一つでも多くなくせるように頑張ります!





チーフトレーナー
爲我井あゆみ




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たしかに、うちの2歳の三男も、
ちょっと前まで、
なんでも食べていたのに、

最近は、葉ものや、
見た目美味しそうではない、ごぼうやれんこん、こんにゃくなど、
口もつけずに残しています。

そんな時には、すかさず、5歳と、7歳の兄に

「美味しい〜と言って食べてみて」
と耳打ちし、わざーとらしく、食べてもらいます笑

幸い、兄は、こんにゃく、ごぼう、レンコンが好物なので、
ほんとうに美味しいと言って食べています。

そうすると、
騙されて?食べて、

美味しい、と気付き、
慌てて、全部食べています


でも、すぐ忘れてしまうのか?
毎食同じことをやっているような気がします^^;

根気がいりますね。



味覚が確立するのは3歳〜8歳まで(6歳とか、9歳とか、色々説はありますが)
と言われています。

子どもたちに「いい記憶」の残すための工夫あれこれを次回ご紹介しますね!









榊原







・青空キッチンについて


・キッズ食育トレーナーについて


第1話「キッズ食育トレーナー」6つの活かし方

第2話
チーフトレーナー自己紹介

第3話
子どものやる気アップの魔法







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