2015年4月24日金曜日

料理は子どもの数的理解に最適なツール

こんにちは




青空キッチン&キッズ食育協会代表の榊原です。

これまで、カリキュラムの一部を体験していただけるように、
5通のメールを送らせていただきました。

たくさんの感想もいただいています、
ありがとうございます


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教室をやり始めましたが、
レシピ作成も大変だし、
一人でやるのは大変だなと感じています。

内容も、『ここまでできるようになる!』みたいなのがなく、
ただ料理を楽しく作って終わり…という内容なので、
青空キッチンのバックアップが私には必要です。
前向きに検討してます!

(Nさん)



ぜひ参加させていただきたいと思います
お申し込みはどのようにすればいいですか?

(Hさん)
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勘や経験だけでなく、
体系だてて理由づけが出来るところがいい!

と、大変好評をいただいています。


私たちもそれが狙いなので、
そう言っていただけて嬉しいです。

みなさまが今後携わってもらうにあたり、
レシピやカリキュラム開発の裏付けや、
お客さまリサーチなど、
なかなか手が届きにくいところを
サポートして行けたらと思っています。

そして、子どもの食生活を出来るところから見直し、
一般教養にする!ぐらいの気持で一緒に活動してもらえたら、
と思っています。


ところで、
この内容ですが、
誰が作っているの?!
というお問い合わせも複数いただいています。


もちろん、
私たちです!^^


母親目線でのアイデア出しは、主に私や、
本部に通ってくれている子どもたちの保護者さま、

保育者目線では二人のトレーナーの先生たち、

裏付けを栄養士・管理栄養士の先生、
大学教授の先生、その他論文など。

ラフ案をチーフトレーナーのあゆみ先生が書き、
最後は、
私が構成&加筆修正をし、カリキュラム化する

という感じになっています。


もともと、私の得意とするところは、
知識を体系化する、それを講座という形にする、
みなさまのニーズを形にする
という部分、なのです。


(また、それについては、別に機会でお話できればと思います。)


なんとなくいい、とか、
経験や勘というところに頼るだけでなく、
より明確に第3者に伝えられるよう、
何度も推敲を重ねて、
組み立てをしています。






講座内容のメールも、ラスト2回になります。


今回は、「料理は子どもの数的理解に最適なツール」
というわけで、
「学び」の部分になります。




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子どものための食育スクール
青空キッチン
チーフトレーナーの爲我井あゆみです。

今日は子どもの数的理解についてです。


「…数的理解」とは堅い言葉ですが、
著名な先生方が論文で示されているので
掘り下げていくととっても面白い分野です^^


私たちは当たり前のように数を理解し
無意識のうちに数を使い生活していますが
幼児期に理解を深めていく学習事項の一つでもあります。


最初は呪文のように

「いちにーさんしーごーろく…」

と覚えます。
これが2歳ぐらいになります。

その後、1、と、2は、別物で、
個数を表す言葉(数字)として認識されます。

3歳ごろまでには、これが、
20までの数を数えるための
ツールだと認識できるようになり、
意味も理解しています。

4歳頃までには、20以上、
8歳ごろでは、100以上の数を理解でき、
正確に言えるようになります。


「青空キッチン」のカリキュラムには、調理だけでなく、
ワークタイムがあります。

例)
幼児:調理時間20分、
   ワークタイム10分、
   試食10分~
(計約40分)


ワークの中に含まれる「食育ドリル」には、
数的理解を深めるためのコンテンツが含まれています。


「同じ仲間(数)を集めよう!」というワークや、
「順番をつける」
「○個色塗りする」

など。


日付(数字)を書く欄もワークに導入していますが

1~9日は言葉で説明して書くことができても、

「にじゅうごにちだよ。」

と言葉で言うと

2 10 5 にち

と書いている子もいました。


日々のワークで感覚的に学べるように
数字との触れ合いをとりいれています。


材料費は別途もらっている理由も、
ひとつは、
子どもたちが、お金を払うという経験するためと、
数的理解を深めるためのチャンス!としています。

時々ある「おつり」は格好のチーャンス!

「何円ですか?」

「おつりがありますが
何円のおつりになりますか?」

と聞いて、
より数字の理解が深まるよう促しています。

考えて答えられる子、
一度トレーナーが言ったことを
呪文のように暗記してくれている子、
いろんな子がいます…^^笑


ワークだけでなく
調理中も、数字を覚える機会がたくさんあります。


「4等分に切るにはどうしますか?」
「何回包丁で切りますか?」

と何回か繰り返して聞きます。


「一つ一つが同じ大きさの方がいいです。

まず半分に切ります。

半分に切ったのをもう一回半分に切ります。

今何個になりましたか?」





というように順序だててきることで
楽しく料理をしているうちに
数的理解を深めてもらえたらと思います。


何度も繰り返すことも大切にしています。

この繰り返し作業と理解が、のちの
算数・数学の理解につながるそうです。


一個だけの材料もありますが、
2度チャレンジできる材料の時もありますので
1個目はトレーナーの介助ありでも
2個目は自分でやって発見できる、
など。


小学生になると、
「小さじ4分の1」など、
分数に触れていきます。

最初は、読み方がわからなくても、
ほとんど毎回でてくるので、
算数の先取りができちゃいます!


お料理って素晴らしい数的理解のツールですね^^





爲我井あゆみ



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そういえば、
栄養士や、管理栄養士の勉強は、
理系ですよね。


うちの三男(2歳)は、
たしかに、数字らしき言葉が出てくる時があります。

今日も、夕ご飯を食べながら、
お味噌汁に入っていたお芋を数えていました。

「いーち、ろーく、なーな^^」

まだ呪文の段階です笑




ちなみに、材料費を別途でもらっている理由は、
3つあります。


ひとつは、
子どもたちにお金のやりとりを知るきっかけづくりのため。
(お金についての知識)

二つ目は、
お金をやり取りすることで、
お料理を習うことができていることを認識してもらうため。
(感謝の気持)


三つ目は、
次回最終回にご紹介する、収益になるビジネスモデルにするため!

です。



次回最終回は、
収益のあるお教室の作り方について、
お話します。


まだまだ試行錯誤することもありますが、
それも含めて一緒に頑張ってくれる方は、
ぜひ「キッズ食育トレーナー1期」に参戦して下さいね!



榊原理加








・青空キッチンについて
http://aozorak.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html


・キッズ食育トレーナーについて
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第1話「キッズ食育トレーナー」6つの活かし方
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post_11.html

第2話
チーフトレーナー自己紹介
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html

第3話
子どものやる気アップの魔法
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第4話
好き嫌いの仕組み
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post_18.html

第5話
いい味覚は子どもの人生を豊かにする?!
http://aozorak.blogspot.jp/2015/04/blog-post_40.html




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